瞳の片隅に初恋を感じる16時からの それもあ里っ沙

ハロヲタのための24のガヴォット第16番ホ短調

シベリウス:交響曲第1番ホ短調

この1週間 CS438chで放送されていたのが
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団による
シベリウス交響曲第1番でした。

ヤンソンスは今年のニューイヤーコンサート
指揮をつとめたのでご存じの方も多いでしょう

438chで放送される ということは
レコード芸術 誌上で
特選盤に選ばれたということになります。

ただ21世紀の録音とは思えないほど音が硬く
演奏もテンポの変化が不自然で
あまり好みに合うものではありませんでした。
もちろん演奏のクオリティは高いのでしょうし
これを 名盤 とする人もいるでしょうけれど
個人的には
バーンスタイン/ニューヨークフィル とか
ベルグルンド/ヘルシンキフィル  のような
流れが自然で劇的な演奏のほうが好みみ合っているようです。

シベリウスを聴くには冬のほうがいいです。
特に今年は寒いのでなおさらです。

ちょっと曲についてふれておくと
シベリウスの7曲の交響曲のうちでは1番好きです。
後半のほうにいくほど各楽章が融合していくけど
この1番は4つの楽章がしっかり自己主張をして
全体の構成もよくできています。
ホ短調で始まりホ短調で終わるけれど
不思議なことに第1楽章の第1主題が
平行調ト長調になっていて
第2主題がホ短調になっています。
さらに第2楽章は第1楽章のホ短調に対して
かなり遠調の変ホ長調になっています。
(ロマン派の場合そんなに珍しくないことですが)