[16族の元素]酸素O 硫黄S セレンSe テルルTe
16族はなんといっても酸素の存在感がデカい
なんたって地殻の半分近くが酸素だ
硫黄もそこそこ存在感あるけど セレンやテルルが影が薄い
ただいちばん大きな混乱の元になってるのが 酸素 という名称
酸(acid)の素のように思えるけど全然違う
酸(acid)と酸素(Oxygen)とは関係がない
酸化 というのは 酸素 と化合することであって
酸塩基の酸とは全く無関係
酸塩基のほうの酸の素にあたるのは実際は水素だ
実はこれこそ18世紀にラボアジェが犯した化学史上最大のオウンゴール
この罪のためラボアジェはギロチンにかけられた?
とにかくついてしまった名称はもうどうしようもない
それにしても不思議なことはまだある 原子量だ
O=16 Mg=24 S=32 Ca=40 Fe=56 Cu=64
なぜかことごとく8の倍数になっている
なっていなければプルーストの定比例の法則は成り立たなかった
(少なくともきれいな整数比にはならない)
オクターブは8度 オクトパスの足は8本 オクテットは八偶子
8は不思議なマジックナンバーでラッキーナンバー
そして酸素の原子番号は 8
24節季 24色環 24時間 24の調性 24もまた8の倍数だ
10進法が普及したのは人間の手の指が10本だったからだろうけど
10は2と5でしか割れない
12なら2と3と4と6で割れるから
なぜ神は指の数を12本にしなかったのか という人もいるね