塩基性酸化物
非金属元素の酸化物は大部分が酸性酸化物であるのに対し
金属元素の酸化物は大部分が塩基性酸化物なんですが
大きく2つのグループに分けることができるでしょう。
(1)水と反応して水酸化物となり、アルカリ性を示すもの
アルカリ金属とアルカリ土類金属の水酸化物が該当します。
水と反応するわけですから消防法の第3類(禁水性物質)に指定されていたりします。
(2)水には溶けず、酸と反応して塩を生じるもの
大部分の金属酸化物がそうです。
金属が酸に弱いのは金属単体のみならず酸化物も酸と反応するからです。
ほとんどの金属酸化物は塩基性酸化物なので
酸には溶けても塩基には溶けないわけですが
中には塩基に溶ける金属酸化物もあります
これが受験生にはおなじみの 両性酸化物 というやつなんですが
実際にはかなりたくさんあります。