合法と違法(それもあ里っ沙 より)
最近 人生経験の希薄な人がネット社会に入り込んでくるようになったせいか
”違法なことは絶対にしてはいけない” とか ”合法なことなら何をやってもいい” というような
極端な法治主義?な考えがはびこるようになった。 しかし 法とはもともと
大勢の人間が社会生活をするために考え出されたものである
(法 と 法律 の違いすらわかっていない人も多いので 法と法律 についてはいずれ第2集のほうで述べる
わかりやすくするために極端なたとえ話をしてみよう
ある 無医村 で医師免許を持たない人が診療所を開いて多くの村人の命を救ったとする
これは 違法 だけれど いいこと である
いっぽう 法律に基づいて高利貸をいとなみ 多くの人を自殺させたとする
これは 合法 だけれど 悪いこと である
法律はあくまでも 悪いこと をできなくするための 手段 であって万能ではない
抜け道もいっぱい存在するし 作られた時点で想定されていないこともたくさんある
(その点 法 は社会通念や慣習なども含まれるのでより柔軟性がある)
簡単に言えば 多くの人に危険や迷惑をかける行為が 悪いこと なのである
TVで群集を撮影した場合 映っている人には肖像権が存在するわけだが
そのことでTV局を告訴する人はいないだろう
なぜなら なんの不利益もこうむっていないからだ
時にはわざわざTVカメラの前にやってきてピースサインする奴もいる
自分の店がとりあげられれば宣伝になるから喜んで取材に協力する人もいる
ファンサイトにおける画像の使用や歌詞の引用などにヒステリックに文句をつける低脳なヤカラは
どれだけその行為が ファンサイトの管理者や常連に迷惑をかけているかわかっていない
それは制限速度40km/hの道を40km/hで走れといっているようなものだ
(そんなことをしたら大渋滞を引き起こして社会に多大な迷惑をかけることになる)
未熟な運転者や下手なドライバーも存在するから そういうものが事故を起こすのを防ぐために
法定速度というものは定められているわけで40km/hの道を80km/hで走るのは悪い
ということになれば 90%以上のドライバーが違反になってしまうことになる
純粋に法律的に考えても 権利者以外のものが文句をつける権利はない
こういうのは業務妨害で逆に告訴してもいい(いちいちとりあってはくれないだろうが)
なんなら違法な手段を用いて危害を加えることだってできる(もちろんやるほうにリスクも伴うが)
殺意を覚えるような悪質ないやがらせはそれなりの報復を覚悟してもらいたい
きれいごとだけでは世の中は回っていかないのだ